この記事でわかること
- 北欧館とロイヤルの閉店について
- サポやパパ活への大きい理由とは?
2023年3月31日、ゲイ業界に激震が走りました。
というのも、昭和・平成を生き抜いたゲイにとっては思い出の場所とも言える大阪にある「北欧館」や「ロイヤル」が閉館となりました。
このニュースでTwitterのトレンド検索に「北欧館」や「ロイヤル」という言葉が表示されるほど、ゲイの間でも話題となったんですよね。
全員のゲイがお世話になったわけではありませんが、北欧館やロイヤルという存在は、それほどまでにゲイにとっては「かけがえのない場所」だったのでしょう。
そこで今回は、この「北欧館とロイヤルの閉館について」と「サポやパパ活に与える影響」について詳しく書かせていただきます!
このページの目次
北欧館とロイヤルの閉館について
まず北欧館とロイヤルについて簡単に説明すると、大型の「有料発展場」です。
北欧館は大阪の堂山、そしてロイヤルは新世界にありました。
表向きには「会員制のサウナ・ビジネスホテル」となっていましたが、週末になると館内のあちこちで男同士のセックスなどが繰り広げられていました。
また飲み屋やゲイバーに行って終電を逃した人も利用することがあり、遠方からの利用者も非常に多かったです。(わざと終電を逃す人もいましたねw)
一般のゲイだけではなく、バイセクシャル・既婚者・ゲイバーの店子・売り専ボーイ・出張マッサージ、そしてサポやパパ活をしている人達にも、非常に人気のあった場所です。
北欧館とロイヤルが閉館した理由
北欧館とロイヤルが閉館したのは、経営をしているオーナーが亡くなったからです。
オーナーは、おそらく独身であったと思われますが、家族が経営を困難を判断して閉店に至ったのでしょう。
復活する可能性は低い
今は、ゲイを代表した活動家が、北欧館とロイヤルの復活をTwitterなどで呼びかけていますが、実際に復活する可能性は低いと思われます。
というのも、オーナーの家族はLGBTに理解があるわけではなく、ごくごく一般の「ノンケ」です。
ノンケがお金のためとは言え、北欧館やロイヤルの経営を存続させるという判断は、とてもではないですが難しいでしょう。
梅田や新世界となれば、土地代などもかなり高いですからね。
一般から見ても「健全」とは程遠い
LGBTに理解がある家族だったとしても、復活は難しいと言えます。
というのも、北欧館やロイヤルといった施設は、どこからどう見ても「健全」とは程遠い施設です。
これが例えば一般のサウナであったり、宿泊施設の場合は、まだ家族としても納得できる点はあったと思われます。
しかし、発展場は「不特定多数と体の関係を持つ」という場所です。
そんな場所をノンケが理解できるわけがないですし、「拒否反応」を示していることでしょう。
性病の感染拡大にもつながりますからね。
出会いの形が大きく変わってきている
またゲイ業界全体で、出会いの形が変わってきていることも理由の1つです。
昔は雑誌の文通欄やゲイバーやイベント、そして発展場での出会いしかありませんでしたが、今は出会い系サイトやスマホアプリが充実しています。
そのほうが効率的に出会えますし、発展場と比べても「健全な出会い」に期待ができます。
さらにコロナの流行により、発展場での出会いは敬遠されるようになり、ヘビーユーザーだった人もインターネットでの出会いにシフトチェンジをしています。
なので、経営を続けたとしても、家族やゲイ全体にとって「メリット」が少ないんですよね。
サポやパパ活への大きな影響
では、北欧館とロイヤルの閉館は、サポやパパ活・売り専をしている人からすると、どのような影響があるのでしょうか。
特に個人でサポやパパ活・売り専・マッサージをしている人からすれば、
- 館内での出会いがなくなる
- 30代以降のサポやパパ活の出会い場所がなくなる
- 会う「場所」がなくなる
- 「ごまかし」が通用しなくなる
- サポやパパ活の言い訳ができなくなる
- イベントや飲み屋で出会う⇒発展場という流れができなくなる
- 【番外編】他の施設ではNGな理由
このような大きな影響があります。
館内での出会いがなくなる
北欧館やロイヤルの利用者は、比較的「年齢層が高い」といった特徴があります。
これは他の発展場と違い「年齢制限がない」という特徴からなんですが、けっこう50代や60代の人が多いんですよね。
そのため「お金と暇を持て余した50代以降」の男性が多く利用する反面、若い子が入ってくると「奪い合い」のような形になることもありました。
なので、よくサポやパパ活のような「援助交際」も館内で行われており、出会う場所としても使われていたんです。
30代以降のサポやパパ活の出会い場所がなくなる
10代や20代のサポやパパ活であれば、出会い系サイトや掲示板を利用すれば簡単に相手が見つかりますと、30代を過ぎると活動できない場所が増えてきます。
例えばサポ掲示板で有名な「クールボーイズ(coolboys)」は、そもそもが10代や20代に限定されているので、30代は利用することができません。
発展場であれば、30代でも年上相手にサポやパパ活をすることができましたが、北欧館やロイヤルがなくなることにより、そういった貴重な場所が無くなったわけです。
会う「場所」がなくなる
今のサポやパパ活、昔の言い方になると「援助交際」は、インターネットでの出会いが基本です。
しかし、実際に相手が見つかっても、お互いに場所がなければ「ラブホテル」を利用することになります。
もちろんラブホテルでも問題ないんですが、北欧館やロイヤルの個室は、
- 男同士でも気軽に入れる
- 個室の利用料金が安い
- あくまでも「他人同士」という設定で入れる
こういったサポやパパ活にとって大きなメリットがありました。
その「場所」が無くなったというのは、非常に大きな痛手になりますよね。
「ごまかし」が通用しなくなる
サポやパパ活をするうえで大事なのが「見た目」です。
北欧館やロイヤルの中は、非常に暗くなっているので、相手の顔をほとんど見ることができないですし、見えたとしても「雰囲気」しかわかりません。
ただ、サポやパパ活をする場合は、あらかじめお金の受け取り方法などを決めて館内で待ち合わせをすれば、ブサイクであっても「ごまかし」が通用していました。
なので見た目がそこまで良くなくても、雰囲気とテクニックさえあれば、実物はブサイクでも稼ぐことができていたんですよね。
北欧館やロイヤルがなくなれば、そういった場所も少なくなりますので、ごまかしが通用しなくなります。
サポやパパ活の言い訳ができなくなる
また友人や知り合いに遭遇した時に、サポやパパ活をしている言い訳ができなくなります。
「サポやパパ活」は、ゲイの中でも世間のイメージが悪いので、誰にもバレたくないですよね。
例えば館内や出入口などで友人・知人と遭遇した場合、
- ムラムラしてたから1人で来た
- ちょっと疲れてたから寝に来た
- アプリで知り合った人と来た
など、発展場でいくらでも言い訳が出来たんです。サポしてくれる相手が横にいない限りは、絶対にバレることはありませんからね。
館内で待ち合わせをすれば、一緒に歩く必要もありません。
ただ、それがラブホテルやマンションの出入り口の場合、友人や知人にバレた場合に言い訳ができないですよね。
特にラブホテルは、距離を開けたとしても一緒に入る必要があります。
もし隣に自分とは不釣り合いな人が歩いていると、真っ先にサポやパパ活と疑われることになるでしょう。
イベントや飲み屋で出会う⇒発展場という流れができなくなる
意外にもゲイイベントや飲み屋(ゲイバーを含む)で知り合った相手と、サポやパパ活の関係になることってあるんです。
お酒を飲んでいると、お互い本音が出やすいですからね。
そんな時に北欧館やロイヤルって非常に便利だったんですが、閉館したことによりできなくなります。
発展場であれば気軽に入れるけど、ラブホテルとなれば入りたくないという人も多いですからね。
【番外編】他の施設ではNGな理由
「じゃあ他の発展場に行けばいい!」と思う人も多いかと思いますが、北欧館やロイヤルが閉館する影響ってそこではないんです。
- 大きなお風呂にキレイなシャワー
- 発展場とは思えないほどのきれいな設備
- 週末や大型連休の混雑時でも使えるほどの個室数
これだけの条件が揃った施設って、大阪の中では北欧館とロイヤルくらいです。(大吉は年齢制限があるうえ北欧館と規模が違う)
他の発展場ってどうしても規模が小さいですし、年齢や体型の制限などがあり、誰でも利用できる環境ではないですからね。
北欧館とロイヤルがなくなったことにより、サポやパパ活への影響は計り知れないと言えるでしょう。
最後に
今回は「北欧館とロイヤルの閉店」と「サポやパパ活」への影響について書かせていただきました。
年齢的には30代以上でサポやパパ活をしている人、もしくは10代や20代でも場所がない人にとっては、北欧館とロイヤルの閉館はとても大きな影響があるでしょう。
中には「出会う場所」がなくなり、稼げなくなる人もいますからね。
今後も稼いでいくためには、いろんな出会い場所を確保していくしかないですね!