この記事でわかること
- ゲイバーの仕事内容
- ゲイバーの給料や時給
- 思ったより稼げない理由
男性が本業以外でお金を稼ぐ方法として「ゲイバー」での勤務があります。
例えば東京であれば新宿2丁目、大阪であれば梅田の堂山町、そして意外かもしれませんがゲイバーは全国の県庁所在地であれば、必ず1件は存在するほどメジャーなものです。
ゲイの男性はもちろん、ゲイバーは「お金のため」に、ノンケやバイセクシャルの男性でも働くことが多いですし、店側もいろんなジャンルの男性を求めている傾向にあります。
そこで気になるのが「仕事内容」や「給料」についてです。
今回は、そのゲイバーの仕事内容や給料について紹介させていただきます!

このページの目次
ゲイバーの仕事内容や時給について
ではゲイバーの仕事内容や時給についてですが、
- ゲイバーの仕事内容
- ゲイバーの種類
- ゲイバーの時給
- ゲイバーが思ったよりも稼げない理由
この4つの項目に分けて説明させていただきます。
ゲイバーはあくまでも勤務時間などがあり自由に稼ぐことができません。
もし自由に好きなときに大きく稼ぐのであれば、サポやパパ活での稼ぎをおすすめします!
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ゲイバーの仕事内容
まずゲイバーの仕事内容についてですが、
- お酒の提供
- お客さんとの会話
- 裏方としての仕事
- ショータイム(お店による)
- お客さんとの同伴やアフター(お店による)
基本的にはこのような内容になります。
ただ実際にサービスを行っていないゲイバーも多いので、全てのゲイバーで上記のような仕事内容をするわけではありません。
お酒の提供
まず当然のことですが、お酒の提供が仕事内容になります。
”グラスに氷を入れてお酒を作る”
ゲイバーだけではなく、お酒を提供するお店であれば基本中の基本ですね。
ちなみにお酒の作り方がわからない場合であっても、すぐに慣れるので問題ありません。
また、ほとんどのゲイバーではお酒の種類も少なく、だいたいお客さんが飲むお酒も決まっていますので、それだけを繰り返し作るような感覚ですね。
ショットバーなどのお酒の種類が多いお店でも、研修があるので大丈夫です。
お客さんとの会話
ゲイバーでは、お客さんとの会話も大事になります。
この会話に関しては、お店によってかなり内容が変わってきます。
ワイワイ騒ぐだけの場合もありますし、お客さんの恋愛や世間話などに付き合うこともあります。
この辺はお店のポリシーなどもありますので、ゲイバーで働きたい場合は、事前に一度お店に行ってみるがいいでしょう。
お客さんとの同伴やアフター(お店による)
ゲイバーには、そこまで多くないですが、同伴やアフターのシステムを導入している店もあります。
- 出勤前にデートや一緒にゴハンを食べる
- 店が終わったあとに、他の店について行ったりする
ただ全体としては、このようなシステムがない店が多いです。
営業時間が終了(週末は朝方の5時くらい)すれば、そのまま解散になるパターンが多いですね。
裏方としての仕事
ショットバーやショーパプ形式のお店だと、お客さんと話をするスタッフと、お酒を作るスタッフが分かれている場合があります。
キャバクラでいう「黒服」のような存在ですね。
ただゲイバーではこの形式が珍しく、お店を探すほうが難しいと言えるかもしれません。
ニューハーフバーやショータイムがある店では、裏方の仕事を募集している店もあります。
ショータイム(お店による)
ゲイバーの中には、ショータイムを行っている店があります。
特にドラァグクイーン(奇抜な化粧をしている人)が在籍している店なんかは、週末になるとショータイムは欠かさず開かれます。
また東京などでは、ゲイボーイがショータイムをする場合もあります。
そこでドラァグクイーン、ボーイとして働いた場合は、ショータイムに出ることがあるかもしれません。
ゲイバーの種類
ゲイバーは言っても、実は種類があります。
- 純粋なゲイバー
- ショットバー形式
- 観光バー
- ミックスバー
- ショーパブ
世間一般的に言うゲイバーは「観光バー」であることが多いですが、それぞれの違いを説明させていただきます。
年齢や地域によっても、ゲイバーへの認識は人それぞれです。
純粋なゲイバー
純粋なゲイバーは、お店のスタッフもお客さんも「ゲイオンリー」のお店です。
店のドアには「会員制」と書かれていますが、ゲイの男性であれば誰でも入ることができます。
古くからあるのは、この純粋なゲイバーで、ゲイ同士の出会いやコミュニケーションスペースとしての意味合いが強いですね。
ただ最近では、観光バーになっているゲイバーが多いのも事実です。
観光バー
観光バーは、働いているスタッフはゲイ、お客さんはセクシャリティ関係ないです。
「ゲイと会話をする」という目的が強く、最近ではどこのゲイタウンであっても観光バーが急増しています。
それはコロナの流行などもあるんですが、単純にゲイ同士の出会いがインターネットで気軽に行われるようになったからです。
ちなみに男性であってもノンケの場合もありますし、ノンケの場合は料金が上乗せされることがほとんどです。
ショットバー形式
純粋なゲイバーや観光バーに比べると少ないですが、ショットバー形式のゲイバーもあります。
チャージ料金(最初にかかるお金)などがありませんので、けっこう若い子たちもお客さんとして来る傾向があります。
ゲイの間でも「ゲイバーはNG、ショットバーならOK」という人がいるほど、当事者の間では区別されていることが多いです。
ミックスバー
ミックスバーは、お店のスタッフもお客さんもセクシャリティが関係ないお店のことを言います。
数としては圧倒的に少ないというか、そもそも流行らない印象が強いんですよね。
全体的に見ても、このミックスバー形式が、一番数が少ないですし、ゲイの人達はほとんど来ることはありません。
ショーパブ
ゲイバーの中には、ショーパブ形式のところもあります。
ただゲイだけが在籍しているというよりかは、ニューハーフやドラァグクイーン、さまざまな人たちが入り混じっている感じだと言えるでしょう。
メインで働くというよりかは、裏方としての仕事が多いです。(もちろんお客さんと接客する場合もあります)
ゲイバーの給料や時給
ゲイバーの給料は、お店の規模や種類によっても変わってきます。
ただ、ほとんどのお店が時給制となっており、日給や月給というところは珍しいです。
支払いは「日払い」になっていることが多いですね。
個人や小さな店の場合
まず個人や小さなお店の場合は、1,000円~1,500円となっている場合が多いです。
お店によったら、最低賃金になることもあります。
お店の忙しさやスタッフとしての人気度・仕事のレベルなどによって変わってきますが、個人の店だと時給アップは望めません。
中型~大手の店の場合
中型~大型、また大手の場合は1,500円~2,500円と幅が広いです。
ただ2,000円レベルになると、人気度なども必要になってきますので、だいたい1,500円程度と思ったほうがいいでしょう。
あくまでも参考の金額なので、大手であっても、もっと安いところがあります。
店によっては歩合などもあり
またお店によっては、歩合制を導入している店もあります。
例えば、
- お客さんがボトルを入れる
- 同伴やアフターなどをする
- お客さんを個人で連れてくる
このような場合に、歩合が発生するお店もあります。
この点は、お店の面接の段階でしっかりと聞くようにしてください。
ゲイバーが思ったよりも稼げない理由
ゲイバーを知らない人からすると、キャバクラやホストをイメージしている人も多いですが、実際にそこまで大きな金額を稼げる世界ではありません。
それには理由があり、
- キャバクラやホストと違い客単価が低い
- ゲイバーの大半は「スナック」や「ショットバー」
- そもそも高級なお酒がない
- 指名やノルマがない店が多い
- ほとんどの店はお客さんからのチップが無い
- 盛り上がるのは基本的に「週末」のみ
- 人気店であっても経営者の意向による
このような理由が挙げられます。
キャバクラやホストと違い客単価が低い
まずゲイバーは、キャバクラやホストと違い、圧倒的に客単価が低いです。
その理由としては、
- 1杯や2杯で長く居座る
- お店のスタッフにご馳走する意識が低い
- ボトルを入れても「安いボトル」がメイン
このような理由が挙げられます。
言い方は悪いんですが、あんまりお金を出したがらない傾向があるんですよね。
特に若い子に関しては、1杯や2杯で朝まで居座る子もいたり、誰かにご馳走してもらいたいという気持ちが強いので、自分のお金で飲もうと考えないんですよね。
キャバクラやホストと違い、誕生日やお祝い事があったとしても、安いシャンパンで済ませることが多いです。
地域によりますが、セット料金が1,500円~2,500円で時間制限がないのも、客単価が低い理由と言えるでしょう。
セット料金=居酒屋で言うお通し代。お酒1杯+お菓子などがセットになっている。
客単価が低い=店側が儲からないので、スタッフの時給もそこまで高くありません。
ゲイバーの大半は「スナック」や「ショットバー」
例えばショーパブのようなゲイバーの場合、そもそもの基本料金やショー代などもあるので、時給は高い傾向にあります。
しかし、ゲイバーの大半は「スナック」のような小規模な個人ゲイバー、もしくはショットバーです。
料金的には、ノンケが行くような女の子がいるスナックよりも安いです。
そういったお店が大半なので、全体的に見てもゲイバーは時給が低いんです。
もちろん中型や大型店舗になると、時給は高くなる傾向にありますけどね。
そもそも高級なお酒がない
キャバクラやホストには、ものすごく高いお酒ってありますよね。
それこそ100万くらいするボトルなどもあり、それを飲むことが客としてのステータスになっています。
しかし、ゲイバーには高級なお酒がありません。
おそらく一番高いお酒でも10万~20万くらい、お店によっては無いこともあります。
特に純粋なゲイバーの場合は、どちらかというと「コミュニケーション」としての役割が強いため、高級なお酒が必要ないんですよね。
指名やノルマがない店が多い
またゲイバーは、指名やノルマといった制度がないため、インセンティブによって給料が変わることもありません。
もちろん同伴やアフターなどでインセンティブがつくこともありますが、キャバクラやホストのように、そこまで金額が高くないんですよね。
なので時給1200円という条件の場合、そのままの金額であることが多く、働いた時間分しか稼ぐことができないんです。
ほとんどの店はお客さんからのチップが無い
キャバクラやホストは、お客さんからのチップが日常茶飯事のようにあります。
ゲイバーの場合は、そもそもチップを出すようなお客さんがいません。
お店によっては、チップを貰えたとしても、店が何割か持っていくパターンもありますからね。
誕生日やラストパーティなどであれば、お客さんからお小遣いとしてチップを貰えることもありますが、これは長く働いていることが条件になります。
お客さんも「仲が良い」という前提でチップを渡しますから。
盛り上がるのは基本的に「週末」のみ
昔は、ゲイバーは平日でも異様な盛り上がりを見せていました。
しかし、今はゲイ同士の出会いはインターネットになってきているので、そもそもゲイバーに行かなくても出会うことができます。
なので基本的に雇ってもらえるのは「週末のみ」、その他の平日に関しては、ママやマスターが1人で営業していることも多いです。
人気店であっても経営者の意向による
また平日でも繁盛しているような人気店であれば、比較的稼ぎやすいと言えますが、それでも時給が安い場合があります。
経営者の中には、自分の儲けだけしか考えてない人も多いので、例え人気店・繁盛店であっても稼ぎにくいと言えます。
最後に
今回は、「ゲイバーの仕事内容や給料や時給」について書かせていただきました。
ゲイバーは、お金を稼ぐための人もいますが、どちらかというとゲイ業界で働きたいという男性が楽しみながら働く場所です。
お金だけを稼ぎたいのであれば、売り専やサポ・パパ活のほうが効率良く稼げると言えます。
よかったら参考にしてくださいね!